葬儀と告別式の形態の違い

葬儀と告別式では社会的な意味が違う

葬儀とは遺族や近親者などが故人の冥福を祈って行う儀式であり、告別式は故人の友人などが焼香をすることによってお別れをする社会的なものです。
したがって、本来は葬儀が終了した時点で一旦僧侶は退場して、告別式の開始と同時に再入場するのが正式なものです。
しかし近年では葬儀が終了しても僧侶は退場せずに、引き続き告別式を行うことが一般的になっています。

現代における告別式の進め方

遺族と親族は、式が開始される少し前に席につき、式の開始を待っている必要があります。
全員が集まって時間が来たら僧侶が入場しますので、参列者全員が合掌して椅子席の場合には起立して一礼をすることがマナーです。
司会者が開会の辞を述べて式が始まり、僧侶の読経が終わると列席者により弔辞を述べることがありますが、省略することもあります。
また僧侶が読経している間に焼香をしますが、喪主や遺族などの順に行うことが基本となっています。

僧侶が退場するときは一同は一礼により見送ることがマナーです。
その後喪主が親族を代表して挨拶をしますが、出棺前に行うこともあります。
一方火葬を先に済ませて、遺骨で葬儀を行うことを骨葬といいますが、以前は関東より北の地域で行われていた形式です。
しかし近年では遺体の腐敗を心配する必要がないことから、地域にかかわりなく行われています。

数珠の扱いや形式は宗派によって違います

列席者は数珠をもち僧侶のお経に合わせて祈りますが、本来数珠とは念仏の数を数える道具でした。したがって珠の数は煩悩を除くという意味合いがあり、108個が基本でしたが、近年では略式となり、54個や27個などの数になっています。
それと数珠の形式については、宗派によって異なっていますので、購入する際にはこの点を確認することが大切です。